流鏑馬
武田流弓馬道

武田流弓馬道

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武田流弓馬道

武田流弓馬道とは

流鏑馬神事に代表される弓馬の道には「故実」といわれる儀則、必ず守るべき基本となるものがあります。武田流は武田太郎信義(大治三年:1128~文治ニ年:1186  源頼朝挙兵に携わり鎌倉幕府成立に貢献した武将)を流祖とし、武田家に伝わる弓馬故実の伝書に則った流鏑馬を昔と変わらず今に伝えています。

門人の心得としては、敬神崇祖の精神を忘れず、武田流故実において「天理の節分、人事の義則」と記される礼儀の根本を常に心掛けることを信条としています。

騎射の三物

昨今では馬に乗って弓を射ることを「流鏑馬」と称されることがありますが、本来は「騎射」が正しく、「流鏑馬」とは騎射を行う神事のことです。武田流に伝えられている騎射の法には「騎射の三物(みつもの)」と呼ばれる流鏑馬、笠懸、犬追物があります。

流鏑馬
流鏑馬

流鏑馬神事は礼法および馬場の長さ、的の間隔など、弓馬故実に定められた厳格な規則に従って執り行われますが、武田流の流鏑馬は「流鏑馬射法」という鎌倉幕府開府の際に源頼朝の命により制定された最古の流鏑馬故実伝書に則り、鎌倉時代以来の正式な流鏑馬を保存・伝承しています。

笠懸
笠懸

笠懸は武士が弓馬鍛錬の目的で行った競技です。流鏑馬とは違い馬場を往復して騎射を行います。往路の大的は両端を竹矢来で囲まれており、的を狙う機会は人馬と的が直角に位置する一瞬にしかありません。復路の小笠懸は小ぶりの板で、馬の左右足元に近く斜めに置かれた的を射ます。このように武田流の笠懸では様々な位置に置かれた的を射るように配置されており、弓手横(左真横)に限らない射法の稽古を常に行っています。

犬追物

イヌオウモノと読み、犬を標的として行う弓馬鍛錬でした。残念ながら今では行われておりません。しかし往時は動く標的を追いかけながら射るため、より現実的な操馬と射技の修練に適しておりました。この射技は現在の武田流にも脈々と受け継がれています。

その他の馬上武道

武田流では馬上弓だけではなく、馬上槍、太刀打ち、薙刀なども修練の対象としています。実際に2頭の馬を併走させ、技を掛け打ち合うことなども、武田流馬上武道における技の重要な要素となっており、機会を見て公開演武しています。

太刀
馬上槍